Opus Avantra2010/03/04 21:31

 当ブログのタイトルに使用してるアルバムが3枚続き、せっかくなので4枚目。

イタリアの一応プログレに分類される(というか何にもジャンル分けできないものはプログレとされる場合が多い)「Opus Avantra」。1973年(日本では74年?)発表のファースト。
一般的にタイトルは「Introspezione」で通っているが、当初はセルフタイトルだったらしい。
ジャケットの女の子がチョッと怖いが、これも又プログレファンにはお馴染みのジャケットで、印象的。バンド名の「Avantra」はアヴァンギャルド+トラッドの造語と。
1曲目、いきなり弾いているのか叩いているのか分からないフリージャズ的なピアノのソロから始まり確かに前衛的。と、思っていると徐々に女性ヴォーカル(Donella Del Monaco)のソプラノ声が入ってきて、これはオペラ?クラシック?=イタリアン・トラッド? 確かに「Avantra」・・・?

 さておき、内容は先にも言ったようにジャズ&オペラ、クラシックの要素有、おまけに?ロック要素も有。更には語りも・・・?という言葉では何とも不可解な作品だが、聞いているうち不思議に引き込まれてしまう1枚。
特に6曲目「Il Pavone」、これだけ聞くと、ただのいい曲なのだが、1曲目から聞き通してここに辿り着き、ピアノのイントロが始まるとなぜか涙が出てくるのは自分だけだろうか・・・。名曲です!
で、7曲目「Ah, Douleur」、チェンバロ、バイオリン、チェロ、フルート、オペラ調ヴォーカルと、これは室内管弦楽・・・と思いきや、いきなりロックに・・・かっこいいです!

 当アルバムは、「イタリアの至宝」または「イタリアの奇跡」とかよく言われているが、それは決して誇大評価ではなく、我的にもプログレのベスト10に入る程大好き!
が「AKPITAΣ」と同じく決してお薦めはしません。

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