Tonton Macoute2010/03/01 21:25

 せっかくなのでキーフでもう1枚。
イギリスのグループ「Tonton Macoute」1971年のセルフタイトルアルバム。
Springと同じく数少ないNeonレーベルからの1枚

内容はジャズ味にサイケ調味料を足した?ような古き良きブリティッシュ・ジャズロック!
これもプログレ、これぞプログレ?
ラストの2曲「Natural High Part I」「Natural High Part II」は、まさにタイトル通りです、High!
全体の纏まりとしては今ひとつな感もあるが、安心して聞ける1枚と。

Affinity2010/02/28 22:56

 キーフのデザイン絡みでもう1枚。
イギリスのグループ「Affinity」1970年のセルフタイトルアルバム。
「Spring」のアルバムと同様、超〜有名ジャケットである。
で、またまたいやらしい話だが、ヴァーティゴレーベルから当時発売されたアナログ版は、とあるショップで何と10万円の値がついていたとか・・・。
レコードに針を落とそうものならその度にCD1枚分のお金が飛んでいきそうなプレミア価格。当然、完全密封保管必至!というレコード本来の役割とは全く違った方向に向かってるアルバムである。

 内容は女性ヴォーカルのジャズロック。全体に聞きやすく品のいい作品といったところか。
そもそもこのバンド、ヴォーカルの「Linda Hoyle」を売り込む為のバンドだったとか。なので?この1枚だけでサッサと解散。で「Linda Hoyle」はソロ活動へと突入。
レコードではラストの曲になる7曲目の「All Along The Watch Tower」。11分40秒という長い曲だが、オルガンの音が何とも気持ちよく、間奏では半ばトランス状態に陥りそうな感じで、締めの曲として申し分なし。因みにこの曲はボブ・ディランのカヴァーで、あのジミ・ヘンドリックスもカヴァーしたことでも有名。

Spring2010/02/25 21:51

 以前、曲はいいんだけどヴォーカルの声が・・・ていう話をしたが、逆にこちらヴォーカルの声が大好き!
って事でイギリスのプログレバンド「Spring」のセルフタイトル唯一アルバム、1971年の作品。
プログレファンなら一度はどこかで目にしたことがある超有名ジャケットは言わずと知れたキーフのデザインである。しかし当初発売した「Neon」というレーベル、他アーティストの十枚程を発売して倒産したそうな。そんなこんなで今ではNeonのアナログ版は幻のコレクターズアイテムとなってる。
で、いやらしい話だがチョッと相場を調べてみたら、イギリスの中古販売サイトで215ポンド(日本円で約3万円)と。これが高いか安いかは知る由も無し。

肝心な内容だが、全体的にのんびりと。そのせいか牧歌的と評される場合が多いが、歳のせいか最近この手の曲調が妙に心に浸みて、なんとも落ち着く。当然チョッとハスキーなヴォーカルの声も相俟ってである。
自分的には決してジャケットに負けない内容と思うのだが・・・。