Pierrot Lunaire ― 2010/06/01 03:31
また少しマニアックな作品に戻って、イタリアの「Pierrot Lunaire」。
以前紹介したOpus Avantraと比類されるイタリア・アヴァンギャルドロックグループというかユニットである。
その1976年発表の2nd、「Gudrun」。
1stはイタリアン・チェンバーロックとしてなかなかのいい作品なのだが、あえてここでは2nd。
メンバーはこの2ndから中心2人に。それにイギリス人女性ヴォーカルJacqueline Darbyを迎えての作品だが歌詞はイタリア語。更にはソプラノ声であることもあり全体にオペラ調の演劇的な作品になっている。
内容は、1曲目にいきなりのアルバムタイトル曲。それも11分半の大作。
静か〜なシンセの入りから、呪術的ヴォイスが絡んで、チェンバロが入ってきて、で語りが入り・・・と、のっけから前衛的で不思議な世界へ。
で、2曲目「Dietro Il Silenzio」はメロディアスなピアノの弾き語り。これがなんとも感動的!名曲の一言。
トータルアルバムの1曲1曲を紹介すること自体無意味ということで3曲目以降、オペラ調の曲あり、正統派?イタリアンプログレ調あり、再び呪術的ロックオペラありってな感じ。
Opus Avantraもそうだが、イタリアはこの手の作品でたまに奇跡的傑作を排出するので、うっかりしていると逃してしまう。
あくまでも一般的にお薦めは1st。
しかし、自分的にはこの2ndが大好き。いかにもイタリアらしい大傑作の1枚!と言いたい。
以前紹介したOpus Avantraと比類されるイタリア・アヴァンギャルドロックグループというかユニットである。
その1976年発表の2nd、「Gudrun」。
1stはイタリアン・チェンバーロックとしてなかなかのいい作品なのだが、あえてここでは2nd。
メンバーはこの2ndから中心2人に。それにイギリス人女性ヴォーカルJacqueline Darbyを迎えての作品だが歌詞はイタリア語。更にはソプラノ声であることもあり全体にオペラ調の演劇的な作品になっている。
内容は、1曲目にいきなりのアルバムタイトル曲。それも11分半の大作。
静か〜なシンセの入りから、呪術的ヴォイスが絡んで、チェンバロが入ってきて、で語りが入り・・・と、のっけから前衛的で不思議な世界へ。
で、2曲目「Dietro Il Silenzio」はメロディアスなピアノの弾き語り。これがなんとも感動的!名曲の一言。
トータルアルバムの1曲1曲を紹介すること自体無意味ということで3曲目以降、オペラ調の曲あり、正統派?イタリアンプログレ調あり、再び呪術的ロックオペラありってな感じ。
Opus Avantraもそうだが、イタリアはこの手の作品でたまに奇跡的傑作を排出するので、うっかりしていると逃してしまう。
あくまでも一般的にお薦めは1st。
しかし、自分的にはこの2ndが大好き。いかにもイタリアらしい大傑作の1枚!と言いたい。
Pulsar ― 2010/06/11 22:46
久しぶりにプログレらしい?作品を一枚。
フランスのシンフォプログレバンド「Pulsar」、1977年発表の3作目で最高傑作の誉れ高き「Halloween」。
正確には全9曲なのだが、殆どが繋がっていて、アルバムタイトルをコンセプトにしたレコードでいうA面が「Halloween PartⅠ」、B面が「Halloween PartⅡ」の実質約20分の曲が2曲。これぞプログレ!!・・・か?
一応、9曲それぞれにタイトルがあるのだが、意味があるのかないのか・・・。
そんなアルバムは、頭からいきなりアイルランド民謡「ダニーボーイ」。(と言ってもタイトルだけではどれだけ知っている人がいるのか分からないが、曲を聴いたら誰もが知っている曲)幼い男の子(たぶん)が、ララーララー・・・と。切ない・・・。詞は歌ってないが、アルバムジャケットがそれを表していると感じるのは私だけだろうか。
その後はメロトロン、フルート、アコースティックギター等でジワジワと。
ある紹介ではKing Crimson、Pink Floyd、Genesisのいいとこ取り、ってなことも。
そんなんで全体に少し重く翳りもあり、更には歌詞は英語ということもあってフランスのバンドでありながら、まさに70年代のブリティッシュプログレの雰囲気である。
ダラ〜とプログレを満喫したい方には是非お薦めの1枚である。
フランスのシンフォプログレバンド「Pulsar」、1977年発表の3作目で最高傑作の誉れ高き「Halloween」。
正確には全9曲なのだが、殆どが繋がっていて、アルバムタイトルをコンセプトにしたレコードでいうA面が「Halloween PartⅠ」、B面が「Halloween PartⅡ」の実質約20分の曲が2曲。これぞプログレ!!・・・か?
一応、9曲それぞれにタイトルがあるのだが、意味があるのかないのか・・・。
そんなアルバムは、頭からいきなりアイルランド民謡「ダニーボーイ」。(と言ってもタイトルだけではどれだけ知っている人がいるのか分からないが、曲を聴いたら誰もが知っている曲)幼い男の子(たぶん)が、ララーララー・・・と。切ない・・・。詞は歌ってないが、アルバムジャケットがそれを表していると感じるのは私だけだろうか。
その後はメロトロン、フルート、アコースティックギター等でジワジワと。
ある紹介ではKing Crimson、Pink Floyd、Genesisのいいとこ取り、ってなことも。
そんなんで全体に少し重く翳りもあり、更には歌詞は英語ということもあってフランスのバンドでありながら、まさに70年代のブリティッシュプログレの雰囲気である。
ダラ〜とプログレを満喫したい方には是非お薦めの1枚である。
雨期 ― 2010/06/16 20:20
たまにはプログレから離れて絵画なんかを。
とか言っても、絵は全然詳しくなくて・・・。
そんな自分が一目惚れした作品、近藤浩一路画伯の「雨期」。
作者を知ったのはこの作品を見た後で、調べるに水墨画では著名な方との事。(無知故、申し訳ございません)
田舎育ちのせいか、これを観てるとなんか落ち着く。そのような作品に巡り逢えただけでも幸せなんだと実感するこの時期、雨期。
とか言っても、絵は全然詳しくなくて・・・。
そんな自分が一目惚れした作品、近藤浩一路画伯の「雨期」。
作者を知ったのはこの作品を見た後で、調べるに水墨画では著名な方との事。(無知故、申し訳ございません)
田舎育ちのせいか、これを観てるとなんか落ち着く。そのような作品に巡り逢えただけでも幸せなんだと実感するこの時期、雨期。
携帯版 ― 2010/06/17 23:09
お知らせです。
このブログが携帯からも見れるようになりました。
アクセスは上記QRコードもしくは、
http://hohen.k.asablo.jp/blog/ から。
今後とも宜しくお願いします。
って事で、お知らせでした。
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って事で、お知らせでした。
若冲再び ― 2010/06/26 22:51
久しぶりに美術館に行ってきた。
で、今回もまた若冲。しかし前回観た「動植綵絵」の華やかさとは別物で水墨画が中心。
そんな中でも画像の「象と鯨図屏風」は圧巻。
俵屋宗達の風神雷神図の如く左右が対照的に描かれているのだが、海と陸の最大動物は、もはや神の域ということか?
それにしても、若冲の象はユーモラス。
で、今回もまた若冲。しかし前回観た「動植綵絵」の華やかさとは別物で水墨画が中心。
そんな中でも画像の「象と鯨図屏風」は圧巻。
俵屋宗達の風神雷神図の如く左右が対照的に描かれているのだが、海と陸の最大動物は、もはや神の域ということか?
それにしても、若冲の象はユーモラス。
Aksak Maboul ― 2010/06/29 23:10
久々にアルバム紹介。
ベルギーのアヴァンギャルド・ジャズロックグループ「Aksak Maboul」。
1980年発表の2ndにしてラストアルバム「Un Peu De L'ame Des Bandits」。
Aksak Maboulはギター、ベースのヴィンセント・ケニスと、知る人ぞ知るバンド「COS」在籍時中のキーボード、マルク・ホランダーが中心となって始まったプロジェクトで、ヴィンセント・ケニスは1枚目で脱退、その後このアルバムを残しサッサと解散。
しかし、その2枚が非常に完成度が高く、ことさらこの2ndはマニアの中では歴史的名盤といわれる程。ヘンリー・カウのフレッド・フリス、クリス・カトラーが参加したことにも注目したい。
で、内容は1曲目「A Modern Lesson」、女性ヴォーカル「Catherine Jauniaux」の狂気的声が炸裂!これぞアヴァンギャルド・・・?
かと思えば2曲目「Palmiers En Pots」はメロディアス且つクラシカルなユーモラス作品。
更に3曲目「Geistige Nacht」はカンタベリー風ジャズロック。
4曲目「I Viaggi Formano La Gioventu」は中近東民族音楽風。
5曲目「Inoculating Rabies」アヴァンジャズ。
そして6曲目、23分の大作「Cinema」。タイトル通り絵が浮かんできそう。Catherine Jauniaux嬢再び参上も、もはや曲ではない?
ラスト7曲目「Bosses De Crosses」、これぞアヴァンジャズ的な曲で締め!などとバラエティー。
自分的にも大変楽しめる1枚で、歴史的名盤と言われるのが何回か聴いてるうちに感じてくる。
更に注目は「Pat Andrea」のアルバムジャケット。
これもまた傑作にて楽し!
ベルギーのアヴァンギャルド・ジャズロックグループ「Aksak Maboul」。
1980年発表の2ndにしてラストアルバム「Un Peu De L'ame Des Bandits」。
Aksak Maboulはギター、ベースのヴィンセント・ケニスと、知る人ぞ知るバンド「COS」在籍時中のキーボード、マルク・ホランダーが中心となって始まったプロジェクトで、ヴィンセント・ケニスは1枚目で脱退、その後このアルバムを残しサッサと解散。
しかし、その2枚が非常に完成度が高く、ことさらこの2ndはマニアの中では歴史的名盤といわれる程。ヘンリー・カウのフレッド・フリス、クリス・カトラーが参加したことにも注目したい。
で、内容は1曲目「A Modern Lesson」、女性ヴォーカル「Catherine Jauniaux」の狂気的声が炸裂!これぞアヴァンギャルド・・・?
かと思えば2曲目「Palmiers En Pots」はメロディアス且つクラシカルなユーモラス作品。
更に3曲目「Geistige Nacht」はカンタベリー風ジャズロック。
4曲目「I Viaggi Formano La Gioventu」は中近東民族音楽風。
5曲目「Inoculating Rabies」アヴァンジャズ。
そして6曲目、23分の大作「Cinema」。タイトル通り絵が浮かんできそう。Catherine Jauniaux嬢再び参上も、もはや曲ではない?
ラスト7曲目「Bosses De Crosses」、これぞアヴァンジャズ的な曲で締め!などとバラエティー。
自分的にも大変楽しめる1枚で、歴史的名盤と言われるのが何回か聴いてるうちに感じてくる。
更に注目は「Pat Andrea」のアルバムジャケット。
これもまた傑作にて楽し!
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