Aphrodite's Child2010/07/16 00:26

 プログレファンには有名な1枚を紹介。

ギリシャの「Aphrodite's Child」三作目にしてラストアルバム、1971年発表2枚組全24曲の大作「666」邦題=アフロディーテス・チャイルドの不思議な世界。
って邦題を考えた方は、一通り聴いて直感で付けたであろうタイトル。でもそのままズバリ(笑
名タイトルです。
メンバーはキーボードのVangelisを中心に4人。Vangelisといえばプログレファンなら知ってると思うが、一般的には映画「炎のランナー」、「ブレードランナー」、更には日本の「南極ランナー」・・・ではなく「南極物語」のテーマ曲を作った人と言ったほうがわかりやすいかと。

その内容はといえば映画のようなキーボード中心ではなく、しっかり?バンドしてます。
ヨハネの黙示録第13章をモチーフにしたコンセプトアルバムのようだが自分にはそんなことはさっぱり。しかし、曲としては非常に面白い。聴けば聴く程「不思議な世界」へ導かれること必至!
中でも「∞」という曲はいろんなサイトで紹介されていて、不思議というかなんとも・・・。この曲のヴォイスは女優のIrene Papasらしいのだが、女優根性を見せつけられた(聴かされた)というか、すごいの一言。決して外に音が漏れないよう、更には小さい子には絶対聞かれないように気をつけなければならない危ない名曲である。

Akritasと並び、自分的にギリシャ傑作アルバムの1枚であるが、同様に一般的には決してお薦めはしない。
もし中古で売ってても結構な価格だと思うので、内容的にも金銭的にもそれなりのリスクを背負える方は是非お手元に。

AKPITAΣ(AKRITAS)2010/02/07 05:51

ネタが途切れてしまい、写真ともお寺とも全く方向の違う70年代中心のプログレ愛聴盤アルバム紹介、ってこのブログはいったいどこへ向かっているのか・・・。

で、1発目ギリシャのバンド「AKPITAΣ(AKRITAS)」のセルフタイトルアルバム。'73年発表の唯一作品。いきなりチョッとマニアック。
一般的に言われるプログレとはやや毛色の違う曲が並び、その数13曲。なのに33分と短い。一番長い曲でも5分弱。内5曲は2分以内と、まずここら辺からプログレらしくない?
内容はピアノメインのアコースティック調あり、シンセとエレキギターを弾きまくる曲有り、かと思うとクラシック調の曲があったり、前衛的だったりと様々だが、その全ての曲を聴き通した時のまとまり感、満足感はある意味不思議な感じさえする。
自分の中では間違いなくベスト10に入る作品だが、決してお薦めはしません。