HELDON2010/04/14 23:16

 ガラッと毛色は変わり、フランスのグループ「HELDON」。
1979年発表、7作目のラストアルバム「Stand By」。

クリムゾンのロバート・フリップの影響を受けたとされるギターのRichard Pinhasを中心とするグループで、このラストアルバムが傑作とされている。
CDだと一応10曲に分かれているが、実質は3曲。LPの場合、A面2曲、B面の8曲は全て繋がっていて約22分が切れ目ナシで1曲扱い。いや〜プログレらしい。

一部ではクリムゾン・フォロワーとして紹介される場合が多いがそれ程でもなく、凶暴な部分は確かに似てるような気もするが、メロディアスな部分は全く感じられず、リズム系も結構単調で、テクニック的にも音楽性もクリムゾンとは別物かと。
全体的に、「暗い」「重い」「おどろおどろ」のトランス系という非常にお薦めしにくい1枚となっている。
でも、自分的には結構好き。