Fairport Convention2010/07/11 01:40

 前回グループ名を出したのでせっかっくだから。

「Fairport Convention」1969年発表の2nd、「What We Did On Our Holidays」。
Sandy Denny初参加アルバムである。
Fairport Conventionと言えば、4thのLiege & Liefが一般的に傑作として知られているが、あえてここでは2ndを。
理由は、このアルバム1曲目のタイトルが前回紹介したグループ「Fotheringay」と同名だから。どういう繋がりがあるかは定かではないが意味深げな感じがして気になる・・・。ただそれだけ(失礼)。

そんな1曲目「Fotheringay」の曲調は、翳り+切なさ十分でしんみりと。これぞSandyのフォークソングといった感じの名曲!
かと思えば2曲目の「Mr. Lacey」はコテコテのブルースロック。しかし、しゃがれ声ではなくSandyの美声で暑苦しさが軽減されている感じ。ブルースロック好きの方には違和感を感じずにはいられない1曲・・・か?
3曲目の「Book Song」はのんびりとしたフォークロックでハモリがキレイな癒される佳作。
等々、以降はフォーク基調の曲を中心に、中近東風な曲などもありバラエティな全12曲。
アルバム全体としての纏まりは今ひとつな感があり、Sandy Dennyが加入したことによりどういう方向に向かうかみんなして模索してるってところか。

Fairport Conventionを深く知りたい方にはお薦めって事で。