Pangea2010/05/08 23:16

 イタリア幻のユニット「Pangea」
その1976年の唯一作「Invasori」。
このアルバムは当時未発表だったが、2007年にCD化されたいわく付き。
イタリアのジャズグループMADRUGADAのメンバー二人が中心となって制作したらしいのだが、その他の情報は皆無。

内容は全10曲。一部唄もあるが、殆どがインストロメンタルの曲調には一貫性が無く、前衛的だったり、ソフトロックあり、カントリーぽかったり、更にはピアノの曲ありと、その全てが正当のそれとは確実に違う。そういう場合、プログレにジャンル分けされるのはお決まりのことで。
ある意味実験的で、無機質な感じさえある1枚を、このジャケットデザインはうまく表してるような気がする。

そんなんでまとまりの無さそうなアルバムだが、1曲目から最後まで通して聴いた時の何ともいえない満足感は何なのだろうか・・・。
特に後半は感動、鳥肌。

自分的にはベスト10に入る傑作アルバムである、といいながら決してお薦めはしない。
存在しないと思うのだがライブ音源、映像などは決して見たくないグループである。

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