水谷公生2010/11/24 01:34

 そういえば日本は紹介してなかった・・・って事で、
知る人ぞ知るギタリスト水谷公生のソロアルバム、1971年発表のたぶん唯一作「A Path Through Haze」。
そのゲストミュージシャンというと、ベース寺川正興、ドラム猪俣猛のジャズ界の大物リズム隊を従え、同じくジャズ界からキーボードに佐藤允彦、更には後に水谷とデュオを結成する柳田ヒロが参加等々、本人同様知る人ぞ知るの錚々たるメンバー。
驚かされるのはその内容のクオリティである。1971年の日本でこんなアルバムを作っていた事にとにかく驚かされる。

で、内容はと言えば1曲目アルバムタイトル曲の「A Path Through Haze」。浮遊系プログレの好きな人にはお薦めの名曲。
2曲目「Sail in the Sky」はSoft Machineを彷彿させるカンタベリーっぽいこれ又名曲。
等々、以後の曲も安心して聞けるジャズロック寄りの曲が粒揃い。

とにもかくにも日本のプログレ、ジャズロックを語る上で絶対に外してはいけない1枚かと。
でも、当時の日本ではどのくらい受け入れられていたんだろうな・・・。