Affinity2010/02/28 22:56

 キーフのデザイン絡みでもう1枚。
イギリスのグループ「Affinity」1970年のセルフタイトルアルバム。
「Spring」のアルバムと同様、超〜有名ジャケットである。
で、またまたいやらしい話だが、ヴァーティゴレーベルから当時発売されたアナログ版は、とあるショップで何と10万円の値がついていたとか・・・。
レコードに針を落とそうものならその度にCD1枚分のお金が飛んでいきそうなプレミア価格。当然、完全密封保管必至!というレコード本来の役割とは全く違った方向に向かってるアルバムである。

 内容は女性ヴォーカルのジャズロック。全体に聞きやすく品のいい作品といったところか。
そもそもこのバンド、ヴォーカルの「Linda Hoyle」を売り込む為のバンドだったとか。なので?この1枚だけでサッサと解散。で「Linda Hoyle」はソロ活動へと突入。
レコードではラストの曲になる7曲目の「All Along The Watch Tower」。11分40秒という長い曲だが、オルガンの音が何とも気持ちよく、間奏では半ばトランス状態に陥りそうな感じで、締めの曲として申し分なし。因みにこの曲はボブ・ディランのカヴァーで、あのジミ・ヘンドリックスもカヴァーしたことでも有名。